お薬のまめ知識 その4
ACTH剤
剤型には筋肉注射と静脈注射とがあります。
ステロイド剤の出現後でも、その効力のため、また副腎皮質全体のホルモン分泌をたかめることから、ステロイド剤で著効のみとめられない患者にも著効のある場合があるというので、一時はかなり広く用いられていました。
しかし、ACTH剤は牛の脳下垂体からの抽出物ですから、たびたび注射していると、患者がこれに感作されてアレルギ性反応を起こし、ときにはショックで死の転帰をとる可能性のあることが明らかにされるにつれて、あまり用いられなくなってきました。
ごく最近では合成されたACTHも出現していますが、これもショックの可能性がないことはないので、注意して用いたほうがよいようです。