アメリカのあれこれ・・・その2

GAO(会計検査院)やOTA(技術評価局)といった、議会付属機関のスタッフもこの時期に急増しています。

ベトナム戦争とウォLターゲート事件の反省から、議会がスタッフ機能を充実した結果、米国政治の良き伝統である立法府と行政府の間のチェック・アンド・バランスのメカニズムが強化されたのは事実です。

しかし、他方、スタッフの権限が拡大し、議員のスタッフ依存を加速しました。

すでにみたように、スタッフは二ー三年議会で働いて、社会的地位も収入もより高い職業へ移っていきます。

輝かしいキャリアの一部を作るため、彼らは議会スタッフとしての実績を残そうと懸命です。

勢い議員をたきつけ、議員を操ることになります。

その結果、「立法過程の拡散をもたらした」。

一九七六-八四年に上院共和党の院内総務を務めた前大統領首席補佐官はこう言っていたそうです。

「立法にたずさわる人数が増え、各議員が勝手に法案を出す風潮を助長してしまった」。

少なくとも現在では、スタッフパワーが、かえって立法府の立場を弱め、議会の一人一党化にはずみをつけているのです。

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