アメリカのあれこれ・・・その1
今回は、アメリカの政治関連のことを綴ろうと思います。
スタッフが立法過程の実権を握るほどになったのはそう古いことではないそうです。
一九七五年から十年間、上院で主に外交、軍事関係のスタッフを務めたポール・フリーデンバーグ商務省次官は「スタッフパワーの台頭は、ベトナム戦争とウォーターゲート事件の落とし子」と分析します。
一九六〇年代後半、ベトナム敗戦を踏まえて、議会は行政府をより厳しく監視するため立法府としての独立性を一段と高めようと努めました。
このためスタッフの充実が進みました。
例えば、連邦政府予算ににらみをきかす上院歳出委員会のスタッフ数は、六〇年代半ばまで五人前後だったが、七〇年代初めには二十人前後に増員され、いまでは三十人近くになっています。
議会の対行政府独立化の第二波は、一九七〇年代後半、ウォーターゲート事件後におこりました。
大統領の犯罪に強い危機感を抱いた議会は、主に委員会のスタッフを拡充、政府の政策決定ににらみをきかそうとしました。