おすうめの劇・・・6
《フォッシー》は、彼の作品のなかから傑作ナンバーを選び、再構成し、レヴュー仕立てのショーにしたものだ。
しかし、あくまでもシーンを再現しようとするものではなく、32人のダンサーによって、音楽とダンスそのものを、統一のとれた形式で復活させようとするものである。
ダンサーの負担を考慮してか、珍しい三幕立てだが、構成の中心には《ダンシン》が据えられ、全体が「偉大なるフォッシー賛歌」のようなつくりになっており、簡潔な舞台セットのなかで、フォッシー芸術の洪水となる。
ダンサーの水準も高く、凄いダンスが堪能できる。