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2010年05月 アーカイブ

おすすめの劇・・・4

フォッシーの原点、表現の中心は、正にダンスだったのである。

劇において、ダンスを最大の表現手段と位置付け、役の心の動きや場面の説明なども時には包含するよう、ダンスそのものに大きな意味を持たせることに最も注力した人は、フォッシーだったと思われる。

ダンスをストーリーに溶け込ませ、単にテクニックを見せるものではなくしたのである。

だがフォッシーのダンスは、テクニック的にも独特のものを数多く持っていた。

代表的なのが、フォッシーのダンスを語る際によくいわれる、"分離"という言葉。

おすすめの劇・・・5

フォッシーのダンス"分離"とは、体の各パーツが、本来の人間の動きに沿うように、自然体に動くダンスではなく、体の各パーツがバラバラに動いているようで統一感がとれている、不自然なのに流麗な動きが目立っていた(これには異論もあろう)。

こういうことは、ダンサーに高度なテクニックと肉体的に大きな負担を強いる。

例の顎を大きく引いてハットのつばをちょいと指でつまみ、内股でステップを踏むポーズ。

これも"分離"の延長上にあると思うが、いずれも振付、ポーズを見てフォッシーとすぐにわかるものだ。

独自のフォッシー・スタイルといわれるゆえんであり、熱狂的信者を生んだ。

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