おすすめの劇・・・2

「フォッシー」

ロビンスは存命中の1989年に、自身の演出・振付作の名場面を集めた《ジェローム・ロビンス・ブロードウェイ》をつくった。

これはかなり華やかなレヴュー色の濃いものであった。
対比するに《フオッシー》は、彼自身の死後10年以上経過してからの制作であることと、セット等も含めた全体の場面の再現に重点を置くよりも、フォッシーの造形したダンスそのもの、ダンス哲学にはっきりと焦点を当てたことに特徴がある。

このように、この二作は大いに異なる。
いずれにせよ、ダンスそのものによって、個人(フォッシー)へのオマージュをあからさまに表現でき得るのは、後にも先にもボブ・フォーシーしか存在しないだろう。

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